【カラーリングする順番】
規定はありませんが右手の小指から親指に向かって、左手の親指から小指に向かって施術する手順が
効率が良いでしょう。ネイルサロン等でも一般的にこの手順で施術をします。
【左利きの場合】
左利きの方は反対から行なって頂いて構いません。
ウッドスティックにコットンを巻く時の量とコツは?
プレプライマー
【プレプライマーとは】
プレプライマーとは爪表面の水分、油分を除去する液体です。
その他ph調整剤等の名称でも販売されています。
【カラーリング時のプレプライマー】
爪表面に水分、油分が残っているとポリッシュを弾いてしまったり、ムラの原因にもなりますので
ベースコートを塗布する前にプレプライマーを使用し、水分、油分をしっかり除去しましょう。
【プレプライマーがない場合】
ウッドスティックにコットンを巻いたものにエタノールを含ませ、爪表面を拭き取り水分、油分を除去しましょう。
上記の方法は検定試験ではタイムロスになりますのでプレプライマーを使用することをおすすめします。
ポリッシュの乾燥時間
【ポリッシュの乾燥時間】
通常ポリッシュが完全に乾くには、24時間必要と言われています。
これはあくまでも科学成分上の目安となり、指先で完全に乾いたことが確認できるのは、
塗布されたカラーや環境状況により大きく異なってきます。
【練習の場合】
添削課題や練習で1本だけを行う場合などはベースコート、カラーポリッシュ、トップコート
各1分程度乾燥させてから重ねると綺麗に仕上がります。
【検定の場合】
検定の場合は、ベースコート10本、ポリッシュ10本×2回、トップコート10本を
乾くまで待たず、一呼吸置く程度で一連の流れで塗って頂いてOKです。
ポリッシュの量の調節のコツ
ポリッシュのムラ
【ポリッシュのムラの原因】
ムラの原因は力の入れすぎやポリッシュの量が適性でない事によって起こります。
【改善方法】
ポリッシュの量、ハケの角度、ハケ圧を確認し、調整してみましょう。
【ハケの角度、ハケ圧】
ハケの角度は、45度程度を目安にし
ハケを押しつけないように、カラーポリッシュの表面をやさしく運ぶように塗布しましょう。
【ハケの角度と持ち方の参考画像】
ハケを持つ手をしっかり支えることがハケの角度、ハケ圧を適正に保つポイントです。
【ポリッシュが原因で起こる色ムラ】
ポリッシュが古く劣化していると粘度が高くなりムラになりやすくなります。
ハケの角度やハケ圧に注意してもムラが改善しない場合は、ポリッシュの状態を確認してみましょう。
ポリッシュのバブル
【ポリッシュのバブルの原因】
ハケの動かし方や気温、ポリッシュの状態などが原因で起こります。
【ポリッシュの量】
ポリッシュの量が多いとハケを動かすたびに空気を含みやすくバブルが入ってしまいます。
カラーポリッシュは特にムラを隠そうと塗布量が多くなりがちですので特に注意して量を調整してみましょう。
【ハケの動かし方】
同じ所を何度もハケで触ったり、ハケ圧が強い場合も空気をふくみバブルの原因となります。
【ポリッシュの状態】
ポリッシュがドロドロした状態でも空気を含みやすいのでさらさらの状態を保てるよう心がけましょう。
ポリッシュがドロドロする
【ポリッシュがドロドロする原因】
劣化、気温、湿度によりドロドロした状態になります。
【劣化】
ポリッシュは酸素と融合すると粘度が高くなってきますので
使用頻度が高い、古い場合ドロドロとした状態になります。
【気温、湿度】
気温が高い、湿度が高いと劣化しやすくなります、。
なるべく直射日光を避けた冷暗場場所へ保管するようにしましょう。
【ドロドロした状態の改善方法】
ポリッシュがドロドロしてきたら、ポリッシュ薄め液を様子を見ながら薄め液を2〜3滴ずつ加えると
粘度を調整することができます。
使用後にボトルネックをリムーバーできれいに拭る作業をきちんと行うとドロドロしにくくなります。
【ポリッシュ薄め液とは?使用上の注意】
ポリッシュ薄め液とはポリッシュの粘度を調整する為に使用する液体の事です。
他にもポリッシュソルベント、ネイルシンナー、ポリッシュシンナー等の名称で販売されています。
薄め液を加えたら、ボトルを振るとバブルが入ってしまうので手のひらに挟んで転がすように混ぜましょう。
薄め液を一度にたくさん入れてしまうと分離してしまったり
色が薄くなってしまういますので2~3滴ずつ様子を見ながら加えましょう。
表面が曇る
【表面が曇る原因】
気温や指とポリッシュに温度差がある場合曇ってしまうことがあります。
特にエアコンの効いた部屋などでは曇りやすいでしょう。
【対策方法】
使う前にポリッシュを手で挟むようにしてコロコロと転がし、手の体温で少し温めてから使いましょう。
6月前後から特に気温などの変化によるダメージが起こりやすいので保管状況にもご注意ください。
表面にひびが入る
【表面にヒビが入る原因】
塗布量が多く厚塗りをしている場合や、古いポリッシュを使用するとひびが入ることがあります。
【対策方法】
一度に塗布するポリッシュの量に注意しポリッシュは一度開封したら早めに使い切るようにしましょう。