ミクスチュアとは

【ミクスチュアとは】
ミクスチュアとはアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜてつくるものになり
主に3Dアートやアクリルスカルプチュアを作る時に使用します。

【ミクスチュアの特徴】
ミクスチュアはアクリルパウダーとアクリルリキッドの割合により硬さや硬化時間が左右されますので、
しっかりと扱いやすいミクスチュアをつくるにはこの割合の調整がとても肝心になります。

ミクスチュアの操作のコツ

【筆の状態】
筆の中にミクスチュアが入り込んでしまうと、綺麗なミクスチュアが取れず
アプリケーションの際にも粘りがでたり、もたつきが出てきます。
ブラシはこまめにキッチンペーパーでふくように心がけましょう。

【気温】
温度が低いと硬化スピードが遅くなり、温度が高いと硬化スピードが早くなります。
気温に合わせてリキッドとパウダーの割合を調整すると操作しやすくなります。

キューティクル周りのアプリケーション

【キューティクル周りのアプリケーション】
キューティクル周りにミクスチュアをのせる際には、あまり筆で触らずにセルフレべリングを利用しましょう。

【ミクスチュアを置く場所】
キューティクル際から1~2mmあけた所にミクスチュアをおきましょう。
ミクスチュアが自然に丸く広がるので、広がり始めたら素早くミクスチュアをなじませましょう。
【筆の角度】
キューティクルラインに沿って筆を立て気味に軽く抑えるようにしてキューティクルラインを整えます。
【指の角度】
ミクスチュアがキューティクルに流れないようにするためにモデルさんの指を少し下に下げて
キューティクルの際が見えるように作業しましょう。
【ミクスチュアの誘導】
キューティクル周りのミクスチュアが整ったら、ミクスチュアを一気に素早く手前に引き
段差が無いように馴染ませましょう。ミクスチュアが硬くなっている場合には馴染ませたいところを筆の腹で
軽く抑えるときれいに仕上がります。

ピンチングとは

【ピンチングとは】
イクステンション(ミクスチュア、ジェル)が固まる直前に両サイドを
強く押しつけることでCカーブの形を整え、折れ難い爪を作るための作業を言います。

ミクスチュアが流れてしまったら

【ミクスチュアが流れてしまったら】
ミクスチュアが硬化し始める前のまだ軟らかい状態でしたらブラシの毛先を整え
はみ出したミクスチュアをキューティクルラインやサイドラインをなぞるようにとりましょう。

【硬化している場合】
ブラシでは硬くて取れなくなってしまうので、削って流れた部分を整えていきます。
【注意点】
ファイルで削るには時間がかかってしまいミクスチュアが皮膚につくとアレルギーを引き起こす恐れや
リフトしやすくなりますのでしっかりとミクスチュアの硬さや大きさを調節して
皮膚に流れないように注意をしましょう。

ハイポイントを形成するコツ

【キューティクル側】
キューティクル側のミクスチュアを筆で押さえしっかりなじませましょう。
この時しっかりなじませていないとキューティクル側に高さがでてしまいます。

【筆圧、筆の角度】
筆圧が強い、筆を立てすぎているとミクスチュアを引っ張りすぎてしまい、
先端に厚みが出てしまいますので注意しましょう。

スカルプチュアの厚み

【検定試験、サロンワーク】
日常生活に耐えられる強度がある厚みに仕上げます。
クレジットカードの厚み(1㎜程度)を目安に均等に揃えましょう。

【コンテスト】
見栄えと高度な仕上がりを重視しますので名刺の厚みが目安です。

アクリルスカルプチュアのピンチング

【アクリルスカルプチュアのピンチング】
ストレスポイント部分を両側から両親指の爪の背でグッと押して整えます。

【ピンチングが入らない場合】
アプリケーションに時間がかかってしまい
ピンチを入れる頃には固くなりすぎてしまっている事が多くピンチの作業を上手に行うには
ミクスチャーをのせてフォームを外すまでのタイミングがポイントになります。

ピンチングするタイミング

【ピンチングするタイミング】
アクリルの表面を触った際に硬化熱が発生していたり、爪先でアクリルの表面を軽く叩いてコンコンとこもった音がすると、
ピンチを入れるタイミングとなります。硬化が始まっている合図にもなりますので少しずつピンチを入れていきましょう。

【注意点】

爪先でアクリルの表面を軽く叩いた際にカツカツと乾いた音がする場合は、
アクリルが既に硬化しているのでピンチが入りにくい状態です。
何も音がしない場合は、アクリルの表面が柔らかくピンチを入れてしまうと形崩れを起こしてしまいますので、
硬化が始まるまで待ちましょう。

Cカーブとは

【Cカーブとは】
Cカーブとは爪を先端から見た際のカーブを示し
先端から見たカーブが円の直径の半分(半円の状態)で50%となります

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アクリルスカルプチュアがとれる原因

【プレパレーション不足】
サンディング不足、爪に水分・油分・ダストが残っているとスカルプチュアがとれやすくなります。
プレパレーションは特に念入りに行いましょう。

【皮膚にミクスチュアが付着している】
皮膚(キューティクルまわりやサイドウォールなど)にミクスチュアが流れるとれやすくなります。
皮膚につかないようにキューティクル周りのアプリケーションは特に注意しましょう。

【爪の状態】

爪が薄い、爪先が2枚爪になっている場合剥がれやすくなってしまいます。
2枚爪は乾燥により起こるので保湿をしっかり行いましょう。

アクリルスカルプチュアの匂いと身体への影響

【アクリルスカルプチュアの匂いと身体への影響】
アクリルスカルプチュアの匂いは人体に直接悪い影響を及ぼすものではありません。
妊娠中の方にも悪影響はないとされております。

【お客様から質問をされた場合】
「人体に悪い影響を及ぼすものではありませんがにおいが強いので万が一
体調が悪くなった場合には我慢せずにお申し付け下さい」と一言伝えてあげるといいでしょう。

【注意点】
アクリルスカルプチュアは匂いがきついので人によっては頭が痛くなってしまう場合もあります。
アクリルを行う際にはマスクを装着して頂いたり、空気清浄機を使用したり窓をあけておく等換気をしっかりと行いましょう。

フォーム装着

【フォームカット】
軽くイエローラインに合わせてフォームをカットしてイエローラインにあわせましょう。
【フォームカットの注意点】
ストレスポイント部分はカットしてしまうとミクスチュアがのらなくなってしまうので注意しましょう。

【フォーム装着】
装着する際は両手でフォームを持ち、カーブをつけたまま爪の下からスライドさせながら
フォームをグッと上げて装着しましょう。
【フォーム装着の注意点】
横からみて地爪の延長線上になるように装着しましょう。