制作手順例[2級]

手順例【2級】

<前半>

(30分)

①手指消毒(自分→モデル)
②ファイリング 右手5本
→ダスト払って、キューティクルクリームを塗布
→フィンガーボールに入れる
③ファイリング 左手5本
→ダスト払って、キューティクルクリームを塗布
④右手をフィンガーボールから出す
→ブラシダウンしたら、タオルで拭く
→左手をフィンガーボールに入れる
⑤右手をプッシュバック・プッシュアップ
→ガーゼクリーンしながらニッパーでカット
⑥左手をフィンガーボールから出す
→ブラシダウンしたら、タオルで拭く
⑦左手をプッシュバック・プッシュアップ
→ガーゼクリーンしながらニッパーでカット

 

<後半>

(55分)

①手指消毒(自分→モデル)
②チップラップ 要項で指定された指 1本
クリッパー(爪切り)でモデルのフリーエッジを1mm程度に短くしエメリーボードで整える
→表面全体をサンディング(180Gファイル)、ダストオフ後プレプライマーを塗布
→チップをグルーで装着
→合わせ目の段差を削ってなだらかにする(レジンで埋めてアクティベーターで固めてもよい)
→チップをカットしラウンドに整える
→しっかりダストを落としシルクを貼る
→ビニールなどでしっかり密着させ空気を抜く
→グルーをシルクに染込ませるように均等に塗りアクティベーターで硬化
※硬化を待っている間に逆の手へ
③チップラップと反対の手5本にベースコートを塗布(エッジも忘れずに塗ってください)
グルー&フィラー
④チップラップの グルーが硬化したかオレンジウッドスティックで軽く叩いて確認をする(コツコツと固まった音がすれば大丈夫です。まだ固まっていないようでしたらアクティベーターを吹く)
硬化していたら余分なシルクをファイルで削り落とす(先端、サイドの形を軽く整える)
→グルーを再度シルク全体に塗布
→上からフィラーをまんべんなく振りかけ皮膚にはみ出したフィラーを除去
→  グルーを塗布
→アクティベーターで硬化
→キューティクル付近からグルーを塗布し形を見ながら繰り返し厚みを出す
レジン
④チップラップの グルーが硬化したかオレンジウッドスティックで軽く叩いて確認をする
(コツコツと固まった音がすれば大丈夫です。まだ固まっていないようでしたらアクティベーターを吹く)
→硬化していたら余分なシルクをファイルで削り落とす(先端、サイドの形を軽く整える)
→レジンを再度シルク全体に塗布
→アクティベーターを吹き付け硬化
→レジンをキューティクルに徐々に近づけていくように2~3回に分けて塗布(この工程を繰り返し形を見ながら厚みを出す)
⑤硬化を待っている間にカラーリングを進める(アートの指は指定色以外のポリッシュを塗布する)
⑥チップラップの削り~磨きと5本のカラーリングまでが終わったら、チップラップ以外の4本のベースコート、カラー2度塗り
⑦アート
⑧アート以外の4本のトップコート→チップラップ以外4本のトップコート→アートのトップコート

 

時間配分目安【2級】
<前半>30分
・手指消毒(30秒)
・ファイリング(ラウンド)(10分程度)
・キューティクルクリーン(20分程度)

<後半>55分
・手指消毒(30秒)
・チップラップ(20分)
・カラーリング(15分)
・アート(15分)
・トップコート、見直し、修正(5分以内)

※手順や時間配分はあくまで目安となっており。規定はありませんので
上記を参考にご自身が施術しやすい手順で行いましょう。

 

モデルの爪が短い、折れた場合[3級・2級・初級第一課題・中級第一課題]

モデルの爪がラウンドに整えられる状態か確認してみましょう。
【ラウンドの特徴】
・サイドがストレート
・角はなく滑らか
・先端のカーブは円周の1/4程度の緩やかなカーブ
ラウンドがとれない場合検定試験では、10本中2本までリペアが可となっております。

【モデルの爪が短い、折れた場合】
5ミリ以下のラウンドに整えるという規定ですので、4ミリ~1ミリであっても
ラウンドの特徴を満たし長さを10本揃えて整えられるようであれば問題ありません。

【長さを10本揃えてラウンドに整えられない場合】
減点対象になる可能性があります。ラウンドに整えられない爪・短い爪が2本以内であればリペアを行いましょう→リペア方法はこちら
3本以上の場合は3本で減点、4本で失格となりますので他のモデルさんをお探し頂くことをお勧めします。

検定でのリペア[3級・2級・初級第一課題・中級第一課題]

リペアとは爪が折れてしまったり欠けてしまった場合
人工的に長さを出して修復したり、補強したりする事を指します。

【検定でのリペア方法】
【爪が折れてしまった場合】
・チップラップ(先端ナチュラルハーフウェルチップを装着してグルーとフィラーまたはレジンで補強する)
・ジェルチップオーバーレイ(先端ナチュラルハーフウェルチップを装着してジェルで補強する)
・アクリルチップオーバーレイ(先端ナチュラルハーフウェルチップを装着してアクリルで補強する)
・ジェルスカルプチュア(ナチュラルの色をお持ちであればフォームを装着して短い部分の長さを足す)
・アクリルスカルプチュア(ナチュラルの色をお持ちであればフォームを装着して短い部分の長さを足す)
【亀裂の場合】
・シルクラップ(シルクを亀裂部分に貼りグルーやジェルで補強する方法)
・ジェルフローター(亀裂をグルーでとめ、ジェルでフローターをする方法)
・アクリルフローター(亀裂をグルーでとめ、アクリルでフローターをする方法)

【注意点】
検定の際には、ナチュラルネイルに合わせて仕上げれば上記のどの技法でも構いません。
3級・2級の場合、フリーエッジはクリアではなく必ずナチュラルカラーで仕上げましょう。初級・中級の場合、フリーエッジはクリアでも可。
チップラップでリペアした場合、ポリッシュオフをすると表面が溶けてしまう可能性がございますので、
ジェル(あればハードジェルが望ましい)などでコーティングすることをお勧めします。
予めよく練習してから行いましょう。
2級チップラップの指定指のリペアは仕上がりに影響がなければ必ずオフしなくてもよいとありますが、リペアしてあるとハーフウェルチップのサイズが変わるのでチップ選択に注意しましょう。

【自分でリペア出来ない場合】
ネイルサロンにお願いしましょう。

検定アートのラメやストーンの使用[3・2級]

【検定アートのラメやストーンの使用】
ラメやラインストーンを使用したからといって評価されるわけではなく、あくまでもアートメインで評価されます。
メインのアートを丁寧に繊細に仕上げ、時間があればラメやラインストーンを使い華やかに仕上げると良いでしょう。

【ラメポリッシュの使用】
ラメポリッシュの使用は可となっております。
ラベルの貼付は任意です。貼る場合は「アート用ラメポリッシュ」と表記しましょう。

アート用材のセッティング[3・2級]

【アート用材のセッティング】
絵の具.アートパレット.アート筆.アート用水入れ.ラメやストーンは
全てテーブルセッティング時にトレイの中にセッティングしておきましょう。

【使用時】
使用時に限り机に敷いてあるペーパーの上に置いて作業をする事が可能です。

【注意点】

用具を机に直に置くと減点となってしまいます。
全てトレイの中にしっかりと収納するよう心がけ、使用が終わったら速やかにトレイに戻しましょう

【アート筆のセッティング】

アート筆をファイル立てに入れると、ダストが付着しやすいので
ファイル立てとは別に筆立てをご準備して頂くか、トレイに直接寝かせてセッティングする事がお勧めです。

ハーフウェルチップ、シルクの仕込み[2級]

【ハーフウェルチップ、シルクの仕込み】
ハーフウェルチップ、シルクの仕込みは全て自由となっており
モデルさん(認定モデルハンド)に合わせてサイズやカーブ、コンタクトゾーンを調整して持っていく事が可能です。

【ハーフウェルチップ仕込みの注意点】
長さやサンディングは表面に油分、水分が付着する、実際に装着したら長さが短かったなどの場合があるので試験工程内で行いましょう。

【当日持っていく時は】
万が一落としたり割れたりした場合を考え仕込んだものを2~3個ずつ用意し、
ジップ(ファスナー)付の袋に入れてもって行くと良いでしょう。

品名ラベルを貼る用具[2級]

【品名ラベルを貼る用具リスト】

・ウェットステリライザー
・コットン
・消毒剤
・ポリッシュリムーバー
・液体ソープ
・キューティクルクリームorキューティクルリムーバー
・ベースコート
・カラーポリッシュ
・トップコート
・プレプライマー
・シルクorグラスファイバー
・グルー
・レジン
・フィラー
・アクティベーター
※上記以外の用具に関しては、ラベルの貼付は任意となります。

【品名ラベルを貼る位置】
貼り忘れと判断される場合があるので必ず見えやすい位置に貼りましょう。

モデル事前準備[3級・2級]

【モデルで受験する方】
・試験1週間前からファイリング、キューティクルクリーンは行わないこと。スクエアオフにファイリングしておくと、試験当日ラウンドに整えやすくおすすめです。
・ケア、ファイリングは必ず1週間前までに行いましょう。
・スクエアオフにファイリングしておくと、試験当日ラウンドに整えやすくおすすめです。

【JNEC認定モデルハンドで受験する方】
・JNEC認定ラベルが貼付された右手・左手のモデルハンドを使用すること。
・事前にJNEC認定ルースキューティクルを貼付した認定チップを10本適切 に装着してくること。(装着方法はJNECのホームページを参照)
・事前に認定チップの長さ、形に一切手を加えないこと