サンディング

【サンディングとは】
ジェルは、表面がつるつるしていると定着せずすぐに剥がれる性質なので
サンディングし表面に凹凸を作り、ジェルと爪の密着を高め定着をさせる為に行います。

ジェル以外にも、チップラップ、アクリルスカルプチュア等イクステンションを施す前に行います。

【サンディングに使用するファイル】
サンディングはジェルメーカーにより推奨しているファイルの粗さは異なります。
スポンジバッファーで可能な場合や180Gのファイルでのサンディングが必要な場合があります。
180Gのファイルでのサンディングを推奨している場合スポンジバッファーのみですと
リフトしやすい場合や縮みやすい場合がありますので、メーカーの指定をしっかり確認しましょう。

【爪が痛んでいる方、弱い方】
爪が傷んでる方や弱い方にはキューティクル周り等は180グリットのファイル、
全体は180グリットのスポンジバッファーでサンディングするなど、工夫すると良いでしょう。

ミクスチュアとは

【ミクスチュアとは】
ミクスチュアとはアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜてつくるものになり
主に3Dアートやアクリルスカルプチュアを作る時に使用します。

【ミクスチュアの特徴】
ミクスチュアはアクリルパウダーとアクリルリキッドの割合により硬さや硬化時間が左右されますので、
しっかりと扱いやすいミクスチュアをつくるにはこの割合の調整がとても肝心になります。

チップラップとは

【チップラップとは】
チップラップとは、ナチュラルネイルが欠けてしまった際に用いられるイクステンション技法です。
主に欠けてしまった爪の長さを他の爪に合わせる為に行います。
ラップ材(シルク・グラスファイバー)を使用する為ナチュラルネイルへのダメージが少なく、
自然な仕上がりが特徴です。

フィンガーボールのお湯

【フィンガーボールのお湯の温度、時間】
甘皮をふやかすことが目的で、何分という厳密な規定はありません。
人肌より少し熱い程度(38度~40度くらい)で5分ぐらいを目安に行いましょう

【甘皮が硬い場合】
甘皮が硬い方は長めに手を浸けるなど調整をしましょう。

ファイリング INDEX

【チップについて】
練習用ハンドにチップを上手に装着する方法はありますか?
ハンドに付けるのに適したチップサイズは?

【エメリーボードについて】
エメリーボードの持ち方は?
ファイル類の交換目安は?

【カットスタイル ラウンド】
ラウンドとはどんなカットスタイル?
ラウンドを左右対称にするには

【ネイルテクニック】
ロングストロークとは
バリ取りのコツは?

エンボスアートと3Dアートの違い

【エンボスアート】
爪の上に絵を描くようにして直接形を形成していく技法となり
ぷっくりとした仕上がりが特徴です。

【3Dアート】
アルミホイルなどの上でパーツを作り、組み上げて造形した後爪にのせる技法になります。
どちらもミクスチャーを用いて立体的に形成するアートとなりますが、
3Dアートの方が爪に後からのせますのでより立体的な仕上がりとなります。

キューティクルリムーバーとキューティクルクリーム

キューティクルリムーバーとキューティクルクリームは用途は同じです。
キューティクルの状況に合わせて使い分けましょう。

【キューティクルクリーム】
油分を含み保湿効果があります。手指が乾燥しやすい方におすすめです。

【キューティクルリムーバー】 
皮膚を柔らかくする力が強く、キューティクルが硬くなりやすい方にお勧めです。

ガーゼの持ち方

【ガーゼの持ち方】
ガーゼの真ん中辺りに親指を当て、少しねじるようなイメージでグルっと巻き付け余った部分を手のひらに収めます。
ガーゼ
手のサイズに合わせて巻き付けやすい大きさにカットすると持ちやすくなります。

ルースキューティクルとは

【ルースキューティクルとは】
ルースキューティクルは キューティクルの下から
爪の表面に伸びている薄い白い角質部分になります。
※テクニカルシステムベーシックP81の写真参照

【ニッパーでカットする部分】
キューティクルはカットしてしまうと、流血したりとトラブルの原因となりますので
基本的にはカットしません。ルースキューティクルのみ取り除きましょう。

【キューティクルが長く伸びている方】
プッシュアップ後キューティクルがヒラヒラ浮く部分がある場合はカラーリング等の邪魔になりますのでカットしていただいて構いません。
大きく開閉してバチンと切ってしまうと毛羽立ちやささくれの原因になってしまいますので
ルースキューティクルや長いキューティクルをつまむような感覚で少しずつカットしましょう。

メタルプッシャーの使い方のコツ

【メタルプッシャーの角度】
メタルプッシャーの角度が適正でないとうまくプッシュアップできません。
爪に対して少し立て気味の角度で当てキューティクルを押し上げましょう。

【力の入れ方】
力を入れてプッシュアップすると爪表面を傷つけてしまいます。
優しく押し上げるようにプッシュアップしましょう。

プッシュバックとプッシュアップ

【プッシュバックとは】
ネイルプレート上のルースキューティクルや汚れを除去するときの技法です。
爪の真ん中くらいから根元に向かってごく軽くプッシャーをあてます。
強い力を加えるとネイルプレートを削ってしまいます。

23

~悪い例~
プッシャーを寝かせすぎています。
1

力を加えすぎてネイルプレートを削っています。
1



【プッシュアップとは】
プッシュアップはプッシュバックを行った流れで施します。
プッシュバックしたルースキューティクルと一緒にキューティクルを押し上げるときの技法です。

1 4

~プッシュアップのポイント~
サイドライン、コーナーは放射状に当てます。ストロークを短く、常にプッシャーの中心を当てるようにします。
1 4

練習ハンドの使い方

①練習用ハンドに両面テープを貼り付けます。

ハンド 1

②チップを差し込むように装着します。

ハンド 2

③ファイリングを行います。課題には長さ指定があります。
教材のスポンジバッファーの厚みの半分が5ミリとなりますのでこのように目安にすると良いでしょう。

ハンド 3

④ハンドのキューティクル部分にポリッシュが付着しないようにカラーリングを行います。

ハンド 4

⑤しっかり乾かしたあとハンドから取り外し、提出を行いましょう。

ハンド 6

【完成】

差し込んでいる部分1~2ミリはこのように空いている状態で大丈夫です。
キューティクル部分に付着しないようギリギリまで綺麗なラインになるよう練習をしましょう☆

ハンド 5

メタルプッシャーの反対側

【メタルプッシャーの反対側】
メタルプッシャーの反対側はドライケアの際に使用します。
※ドライケアとは水を使わず乾いた状態でそのままプッシュアップしていくケアのことで、
水分と相性の悪いチップラップやジェルネイル、アクリルスカルプチュアの施術前は水を使わないドライケアを行います。

【検定試験では】
検定試験では、工程を審査する為チップラップやジェルを施術する試験内容でも
ドライケアではなくお水を使ったケアを行います。

【ドライケアの手順】
①何もつけない状態もしくはキューティクルリムーバー塗布する

②メタルプッシャーでキューティクルを押し上げる。

③メタルプッシャーの反対側を使い、ルースキューティクルを優しく掻き出す。

ニッパーの使い方のコツ

【ニッパーの持ち方】
ニッパーを強く握り締めてしまうと、肩や脇が上がってしまいますので
脇を閉じ力を抜いて軽く握るように持ちましょう。

【ニッパーの動かし方】

ニッパーを持つ手をしっかりと反対の手で安定させキューティクルに軽く当てるようにし、
キューティクルラインに沿って流れるように動かしましょう。

【刃先の開閉】
刃先は細かい開閉で動かし、ルースキューティクル長いキューティクルをつまむような感覚で少しずつカットしましょう。

【ニッパーについたルースキューティクル】
キッチンペーパーやコットンで拭き取りましょう。
キッチンペーパーを5センチ×5センチぐらいにカットしたものを多めに準備しておくと良いでしょう。

エメリーボードの持ち方

【エメリーボードとは】
爪の長さと形を整える、木製のボードの表面にサンドペーパーを貼り付けたものです。
地爪のファイリングに使用します。グリッドは180~220程度のものが一般的です。

【エメリーボードの持ち方】
親指・人差し指・中指の3本(薬指は添える程度)で持ちます。

6a0120a6945b21970c014e8bf1f69f970d-800wi

あまり力は入れずに軽い力で持ち、手首が柔らかく動かしましょう。
端の方を持ち、ファイルの端から端全てを使って削るイメージでロングストロークを心掛けましょう。

爪表面の縦筋や凸凹

【爪表面の縦筋や凸凹】
表面をスポンジバッファーで軽く削ってからシャイナーで磨いて頂くと緩和されます

【磨く手順】
①スポンジバッファー220

②スポンジバッファー280

③シャイナー緑

④シャイナー白
と工程がすすむたび、目の細かいもので磨いていきます。

【注意点】
自爪は薄いので、スポンジバッファーであまり削り過ぎないように注意しましょう。
削りすぎ防止として古くなり削れなくなってきたスポンジバッファーを使用するのもお勧めです。

【その他改善方法】
縦筋や凸凹の原因は様々ですが、乾燥が原因の場合が多いので保湿を心がけると良いでしょう。

カラーリング手順

【カラーリングする順番】
規定はありませんが右手の小指から親指に向かって、左手の親指から小指に向かって施術する手順が
効率が良いでしょう。ネイルサロン等でも一般的にこの手順で施術をします。

【左利きの場合】
左利きの方は反対から行なって頂いて構いません。

ジェルスカルプチュアのコツ

【スピード】
ジェルはのせた瞬間からセルフレベリング(表面張力)という力が働き、どんどん広がってしまいます。
スピードディーに施術しましょう。

【筆の動かし方】
ハードジェルは粘度があるので空気を含みやすくバブルが入りやすくなります。
筆圧をかけず、優しく誘導するように筆を動かしましょう。

ジェル×アクリル絵の具

【ジェル×アクリル絵の具アート手順】
①ベースジェル→カラージェル→未硬化ジェルの上にそのままアート→トップジェル
②ベースジェル→カラージェル→未硬化ジェルを拭き取り全体をサンディングしてからアート→トップジェル
2種類の手順があるので描きやすい方の手順でアートしましょう。

【注意点】
ジェルとアクリル絵の具は相性はあまりよくないので
あまり広範囲にアクリル絵の具を使用すると、密着が悪くなり剥がれやすくなる場合があります。
小さなモチーフ程度にし、トップジェルをしっかり塗りましょう。

ジェル×エンボスアート

【ジェル×エンボスアート手順】
①ベースジェル→カラージェル→未硬化ジェルの上にそのままエンボスアート→トップジェル
②ベースジェル→カラージェル→未硬化ジェルを拭き取り全体をサンディングしてからエンボスアート→トップジェル
2種類の手順があるのでやりやすい方の手順でアートしましょう。

【注意点】
未硬化ジェルの上にそのままエンボスアートをおこなう場合、
ミクスチュアが流れやすいので通常よりもアクリルリキッドの量を少なくし固めのミクスチュアにすると良いでしょう。

ミクスチュアの操作のコツ

【筆の状態】
筆の中にミクスチュアが入り込んでしまうと、綺麗なミクスチュアが取れず
アプリケーションの際にも粘りがでたり、もたつきが出てきます。
ブラシはこまめにキッチンペーパーでふくように心がけましょう。

【気温】
温度が低いと硬化スピードが遅くなり、温度が高いと硬化スピードが早くなります。
気温に合わせてリキッドとパウダーの割合を調整すると操作しやすくなります。

キューティクル周りのアプリケーション

【キューティクル周りのアプリケーション】
キューティクル周りにミクスチュアをのせる際には、あまり筆で触らずにセルフレべリングを利用しましょう。

【ミクスチュアを置く場所】
キューティクル際から1~2mmあけた所にミクスチュアをおきましょう。
ミクスチュアが自然に丸く広がるので、広がり始めたら素早くミクスチュアをなじませましょう。
【筆の角度】
キューティクルラインに沿って筆を立て気味に軽く抑えるようにしてキューティクルラインを整えます。
【指の角度】
ミクスチュアがキューティクルに流れないようにするためにモデルさんの指を少し下に下げて
キューティクルの際が見えるように作業しましょう。
【ミクスチュアの誘導】
キューティクル周りのミクスチュアが整ったら、ミクスチュアを一気に素早く手前に引き
段差が無いように馴染ませましょう。ミクスチュアが硬くなっている場合には馴染ませたいところを筆の腹で
軽く抑えるときれいに仕上がります。

オリジナルカラージェル

【オリジナルカラージェル】
カラージェル同士を混ぜ合したり、クリアジェルに顔料やラメを混ぜてオリジナルのカラージェルを作ることができます。

【カラージェル同士を混ぜる場合】
異なるメーカーのカラージェルを混ぜると、硬化不良や縮むことがあるので
同じメーカー同士を混ぜましょう。

【顔料、ラメを混ぜる場合】
顔料やラメの量が多すぎると硬化しなくなるので、1円玉くらいのジェルの量に対して耳かき1/2くらいの量を目安に
少量ずつ混ぜて調整しましょう。

【顔料を混ぜて作ったカラージェル】
顔料を混ぜて作ったカラージェルは発色の薄い仕上がりになりますので
はっきりした色味を出したい場合はカラージェルの購入をお勧めします。

ジェル×ネイルシール

【ジェル×ネイルシールのアート手順】
ベースジェル→カラージェル→未硬化ジェルを拭き取り全体をサンディングしてからネイルシールを貼る→トップジェル

【ネイルシールを貼るコツ】
ネイルシールを貼る前に爪に合わせてシールに少しカーブをつけるとより密着しやすくなります。

【注意点】
サイドラインぎりぎりまでネイルシールを貼ると端までジェルでコーティングできず、リフトの原因になります。
サイドラインよりも少し手前まで貼り、端までしっかりジェルコーティングしましょう。

ジェル×ホログラム

【ジェル×ホログラムのアート手順】
①ベースジェル→カラージェル→未硬化ジェルの上にホログラムを置く→トップジェル
②ベースジェル→カラージェル→薄くクリアジェルを塗りホログラムを置き硬化→トップジェル

【ホログラムを置くコツ】
なるべくカーブのきついところではなく平らな面に置きましょう。

【注意点】
ホログラムは表面に引っかかりや飛び出している部分があると取れやすいので、
ホログラムを置いたらサイドから確認し、飛び出している部分をウッドスティックで押さえてから硬化させましょう。

トップジェルの量を少し多めに塗布する、2回トップジェルでコーティングすることで更に取れにくくなります。

ジェルをすると爪が薄くなる

【ジェルをすると爪が薄くなる?】
本来ジェルに爪を薄くする作用があるわけではありません。
ジェルをオフする際のアセトンや、サンディングを繰り返すことで爪にダメージが蓄積され薄くなります。

【対策】
頻繁にジェルの付け替えをすると爪が傷んでしまうので、
3~4週間の間隔を空けて付け替える、付け替えではなくフィルインを行うなどすると良いでしょう。

【爪が薄くなってしまったら
個人差がありますが爪が薄くなっているとリフトしやすくなり、硬化熱を強く感じる場合があるので
様子を見ながら1ヶ月~2ヶ月ジェルをお休みしましょう。

【改善方法】
保湿を心がけ乾燥を防ぎましょう。
爪の育成成分や強化成分が配合されたベースコートやキューティクルオイルを使用するのも良いでしょう。

ジェル×ストーン

【ジェル×ストーンアート手順】
①ベースジェル→カラージェル→未硬化ジェルの上にストーンを置く→トップジェル
②ベースジェル→カラージェル→薄くクリアジェルを塗りストーンを置き硬化→トップジェル

【ストーンを取れにくくするコツ】
ストーンは少しの衝撃でも外れやすいのでストーンの周りを囲む様にジェルをのせ
ストーンと爪の隙間がないようにコーティングすると取れにくくなります。

【注意点】
なるべくカーブのきついところではなく平らな面に置きましょう。

ピンチングとは

【ピンチングとは】
イクステンション(ミクスチュア、ジェル)が固まる直前に両サイドを
強く押しつけることでCカーブの形を整え、折れ難い爪を作るための作業を言います。

ジェルスカルプチュアのピンチング

【ジェルスカルプチュアのピンチング】
ライトで硬化しながらピンチングをいれていきます。

【ピンチングのタイミング】

ピンチングのタイミングは使用するメーカーにより異なります。
使用するメーカーのタイミングを確認しましょう。

【ピンチングのコツ】
表面が滑りやすいので親指と人差し指の腹で挟むようにピンチを入れましょう。

レジンとグルーの違い

【チップラップに使用する用具】
チップラップにはレジンを使用する方法、グルーとフィラーを使用する方法の2種類があります。

【レジン】
レジン(ボンダー等の名称でも販売されています。)はジェル状のもので粘度が高く、透明度があり厚みが出ます。
硬化速度が遅いのでアクティベーターという硬化促進剤と合わせて使用します。
ハイポイントが作りにくいので、爪にもともとハイポイントがある場合レジンがお勧めです。

【グルー】
グルーは粘度が低くさらさらしているのでシルクにしっかり浸透します。
厚みが出しにくいのでフィラーという粉末と合わせて使用します。
ハイポイントがあまり無く平らな爪の場合はグルー&フィラーがお勧めです。

爪に合わせて使い分けてみましょう。

セルフレベリング

【セルフレベリングとは】
セルフレベリングは”表面張力”で塗ったばかりは表面にブラシの跡が残っていたり、
凸凹していたりしても、徐々にジェル同士が引き合って、表面がつるっときれいになることを言います。

【注意ポイント】

このセルフレべリングの働きによって、塗布してからライトに入れるまでの時間が長いと流れたり、縮んでしまいますので
スピーディーな施術を心がけることが肝心です。

ミクスチュアが流れてしまったら

【ミクスチュアが流れてしまったら】
ミクスチュアが硬化し始める前のまだ軟らかい状態でしたらブラシの毛先を整え
はみ出したミクスチュアをキューティクルラインやサイドラインをなぞるようにとりましょう。

【硬化している場合】
ブラシでは硬くて取れなくなってしまうので、削って流れた部分を整えていきます。
【注意点】
ファイルで削るには時間がかかってしまいミクスチュアが皮膚につくとアレルギーを引き起こす恐れや
リフトしやすくなりますのでしっかりとミクスチュアの硬さや大きさを調節して
皮膚に流れないように注意をしましょう。

絵の具の水分量の調節

【絵の具の水分量の目安】
絵の具が乳液程度の硬さになるように、水分を調節しましょう。
描いている間も、水分は蒸発していきますので、こまめに調節することが肝心です。

ハイポイントを形成するコツ

【キューティクル側】
キューティクル側のミクスチュアを筆で押さえしっかりなじませましょう。
この時しっかりなじませていないとキューティクル側に高さがでてしまいます。

【筆圧、筆の角度】
筆圧が強い、筆を立てすぎているとミクスチュアを引っ張りすぎてしまい、
先端に厚みが出てしまいますので注意しましょう。

スカルプチュアの厚み

【検定試験、サロンワーク】
日常生活に耐えられる強度がある厚みに仕上げます。
クレジットカードの厚み(1㎜程度)を目安に均等に揃えましょう。

【コンテスト】
見栄えと高度な仕上がりを重視しますので名刺の厚みが目安です。

ジェルスカルプチュアのピンチング手順

【ピンチングの手順】
フリーエッジ形成

硬化

全体、ハイポイント形成

ライトに入れて15秒~20後くらいに一度出してピンチを入れる

硬化

状況に合わせてピンチを繰り返す手順で行いましょう。

【メーカーによっては】
フリーエッジを形成

ライトに入れて15秒~20後くらいに一度出してピンチを入れる

硬化

全体、ハイポイントを形成

ライトに入れて15秒~20後くらいに一度出してピンチを入れる

硬化という手順で行う場合などもあります。

使用するメーカーの推奨する手順を確認しておこなって下さい。

【注意点】
ジェルは柔軟性が高くピンチを入れても広がりやすいので
ピンチ後は必ずライトに入れ硬化しましょう。

アクリルスカルプチュアのピンチング

【アクリルスカルプチュアのピンチング】
ストレスポイント部分を両側から両親指の爪の背でグッと押して整えます。

【ピンチングが入らない場合】
アプリケーションに時間がかかってしまい
ピンチを入れる頃には固くなりすぎてしまっている事が多くピンチの作業を上手に行うには
ミクスチャーをのせてフォームを外すまでのタイミングがポイントになります。

ピンチングするタイミング

【ピンチングするタイミング】
アクリルの表面を触った際に硬化熱が発生していたり、爪先でアクリルの表面を軽く叩いてコンコンとこもった音がすると、
ピンチを入れるタイミングとなります。硬化が始まっている合図にもなりますので少しずつピンチを入れていきましょう。

【注意点】

爪先でアクリルの表面を軽く叩いた際にカツカツと乾いた音がする場合は、
アクリルが既に硬化しているのでピンチが入りにくい状態です。
何も音がしない場合は、アクリルの表面が柔らかくピンチを入れてしまうと形崩れを起こしてしまいますので、
硬化が始まるまで待ちましょう。

Cカーブとは

【Cカーブとは】
Cカーブとは爪を先端から見た際のカーブを示し
先端から見たカーブが円の直径の半分(半円の状態)で50%となります

CG1F94

アクリルスカルプチュアがとれる原因

【プレパレーション不足】
サンディング不足、爪に水分・油分・ダストが残っているとスカルプチュアがとれやすくなります。
プレパレーションは特に念入りに行いましょう。

【皮膚にミクスチュアが付着している】
皮膚(キューティクルまわりやサイドウォールなど)にミクスチュアが流れるとれやすくなります。
皮膚につかないようにキューティクル周りのアプリケーションは特に注意しましょう。

【爪の状態】

爪が薄い、爪先が2枚爪になっている場合剥がれやすくなってしまいます。
2枚爪は乾燥により起こるので保湿をしっかり行いましょう。

ジェルのライトの種類

【UVライト】
蛍光灯のような直管のUVライトを使用します。
教材のライトやネイルサロンなどで多く使われているのがこの
UVライトになります。
36WのUVライトでLED専用以外のジェルはほとんどがで硬化できます。
6ヶ月程度でライトが消耗してしまい交換が必要です。

【CCFLライト】
UVライトよりもライトの消耗が少なく半永久的に使用可能なものもあります。
また、UVライトよりも硬化時間が少なくてすむ場合もあります。
UVライトで硬化できるジェルは大抵硬化できますが、メーカーにより波長が様々で
波長によっては固まらないジェルもございますのでご使用の際は注意しましょう。

【LEDライト】
LED専用ジェル もしくはUVとLED両方対応したジェルのみ硬化可能です。
寿命が長く従来のUVライトに比べ硬化時間が短く施術時間が大幅に短縮できるのが特徴です。
ただし、LED対応以外のジェルを硬化することはできません。

【MIXライト】
上記のいずれかが複合されているライトです。
複数のライトがついておりますので、例えば「LED」と「UV」がついたライトでしたらどちらにも対応できることとなります。

上記の各ライトはメーカーにより仕様が異なる場合もございます。
詳細につきましては販売店またはメーカーにお問い合わせ下さい。

ソークオフジェルとハードジェルの違い

【ソークオフジェル】
ソークオフジェルは薄付きで柔軟性があり、リフトしにくいのが特徴で水に強いとされている為水仕事をよくされる方などにおすすめです。
プレパレーションの際のサンディングも爪表面のツヤを消す程度でオフも溶液で溶かすことが出来るので
地爪を痛めにくいとされております。
デメリットといたしましては柔軟性に優れているため、長さを出すことに向いていません。
ソークオフジェルで出せる長さは5mm以下となります。

【ハードジェル】
ハードジェルは、強度があるので長さを自由に出す事ができます。
光沢が強い特徴もあり、爪が弱い方に補強を兼ねてトップジェルとして使用する場合もあります。
デメリットといたしましては、溶液で溶かすことができないので全てファイルで削ってオフします。
削りすぎてしまうと地爪を傷めてしまう場合がございます。

ソークオフジェルとハードジェルの組み合わせ

【ソークオフとハードジェルの組み合わせ】
ソークオフジェルとハードジェルは組み合わせて使用することが可能です。

【組み合わせての使用】
組み合わせて使用する場合、ソークオフジェルの上にハードジェルを塗りましょう。
ハードジェルでコーティングすることにより、ツヤと強度が増し
オフの時も表面を削って、後はソークオフだけの時と同様に溶剤でオフすることができます。

ハードジェルの上にソークオフジェルをのせるということも可能ですが、
ジェル同士の相性によりヒビ割れ、はがれの原因になることもあり
実際に施術しているネイルサロンは少ないでしょう。

ジェルブラシの使い分け

【ジェルブラシの使い分け】
カラージェルとクリアジェルに同じジェルブラシを使用すると
クリアジェルにカラージェルの色が混ざる場合があるので
クリアジェル用とカラージェル用それぞれジェルブラシを分けて使用することがお勧めです。

ジェルブラシの保管方法

【ジェルブラシの保管方法】
使用後のジェルブラシは、キッチンペーパーやワイプでブラシの残ったジェルを
軽く拭き取りキャップをして保管しましょう。

【注意点】
ジェルブラシはホコリが付きやすく、太陽光にあたると固まりますので使用後はすぐにキャップをして
直射日光を避けた場所に保管しましょう。

【濃いカラージェルを使用した場合】
濃いカラージェルは筆にカラーが残りやすいのでクレンザーを含ませたキッチンペーパーやワイプで
筆に残ったジェルを拭き取りましょう。

ジェルブラシが固まってしまった時の対処法

【ジェルブラシが固まってしまったら】
固まった筆は、ダッペンディッシュにアセトンもしくはブラシクリーナーをいれ筆先を浸け固まったジェルを溶かします。

【注意点】
アセトン、ブラシクリーナーを使用すると筆は傷みます。
筆の管理をしっかり行い固まらないように注意しましょう。

【その他の方法】
アセトンやブラシクリーナーを使用しても改善しない場合、
固まった部分をカットしラメやホロ用、斜めにカットしてフレンチ用にする等有効利用するといいでしょう。

ジェルが縮む原因

【ジェルが縮む原因】
プレパレーション不足、塗布に時間が掛かり過ぎていることが原因です。

【ジェルの縮み参考写真】
ちぢみ1ちぢみ2

【対策方法】

ジェルは塗布してから硬化するまでの時間が経過するほど縮みます。
塗布に時間がかかる場合は1本~2本ずつ程度で仮硬化を行い縮むのを防ぎましょう。

キューティクル付近は特に縮みやすいのでしっかりとプレパレーションを行いましょう。

Q.バブルが入る原因

【バブルが入る原因】
ジェルの塗布量が多い、筆で同じ所を何度も触ってしまうとバブルが入ってしまいます。

【対策方法】
ジェルを操作する際は、筆圧で動かすのではなく、筆に適量ジェルを取り
ジェルを優しく運ぶようなイメージで誘導ましょう。
何度も同じ所を触るのではなくセルフレベリングを利用して表面が滑らかになるのを少し待ち硬化すると良いでしょう

ジェルが爪先端に溜まる原因

【ジェルが爪先端に溜まる原因】
筆圧、筆の角度と動かし方、エッジの塗布量が原因です。

【爪先端の溜り参考写真】
ジェル1

【対策方法】
先端付近で筆を止めてしまうとそこにジェルが溜るので止めずに手前に軽く引くようにしましょう。
エッジは、少量のジェルを塗布しましょう。

ファイル類の交換目安

【ファイル類の交換目安】
ファイルは消耗品で削りにくくなったときが交換のタイミングです。
削りにくいと感じたときは新しいものに交換しましょう。

ロングストロークとは

【ストロークとは】
ファイルを爪に当てる長さをいいます。

ロングストローク2

【ロングストローク】
ファイリングするときはファイルの片面を端から端まで全て使うようなイメージで
ファイルを長く当ててなだらかにファイリングしましょう。

【注意点】
短めのストロークで小刻みにファイルを動かすと角が残りカクカクとしたラインになってしまうので注意しましょう

バリ取りのコツは?

【バリ取りのコツ】
スポンジバッファーでエッジの下からかき出すように手前に出し、バッファーで先端を撫でて軽く削り取るようにします。

【スポンジバッファーで取りきれない場合】
キューティクルケアのガーゼクリーンの際、掻き出して取り除いても構いません。

【ラウンドにファイリングする場合】
エメリボードを45度に保ってファイリングをするとバリが出にくくなります。

ジェルが曇ってしまう原因

【ジェルの曇り参考写真
曇り曇り2
《適正な艶のある状態》 《曇っている状態》

【ジェルの塗布量】
ジェルの塗布量が多い、または少ないと表面が曇ります。
爪の大きさにより異なりますが筆の片側に半分くらいの量を目安にしましょう

【硬化】

ライトが適切に照射されていない、ライトが劣化している、硬化時間が長い又は短いと曇ります。
ライトに入れる手の位置、ライトの状態、硬化時間を確認しましょう。

【拭き取り】
ワイプの同じ面で拭き取りをしている、クレンザーの量が少ないと曇ります。
ワイプ1枚で爪2本を目安に新しいものに交換しましょう。

未硬化ジェルの拭き取り

【ワイプ】
拭き取った未硬化ジェルがついたワイプを使い続けると、
拭き取り後表面のツヤがなくなる原因となります。
1つのワイプの裏と表で2本拭いたら新しいものに取り替えましょう。

【クレンザーの代用】
消毒用エタノールをクレンザーとして代用することが可能です。
メーカーによりエタノールで拭き取りをすると曇る場合がございますので、
一度お試し頂いてからご使用頂く事をお勧め致します。

シルクとグラスファイバーの違い

【シルクとグラスファイバー】
どちらも用途は同じラップ材ですが、シルクは天然繊維、グラスファイバーは化学繊維です。

【シルク】
シルクは繊維が細かく透明感のある自然な仕上がりが特徴です。
美しい仕上がりを求める検定試験ではシルクがお勧めです。

【グラスファイバー】
グラスファイバーは化学繊維で強度、厚みがあります。
爪が弱い場合や補強が目的の場合はグラスファイバーがお勧めです。

アクティベーター

【アクティベーターとは】
アクティベーターはグルーやレジンの硬化促進剤となっており
使用することにより硬化時間を早めることができます。
ハケタイプ、スプレータイプがあります。

チップラップでハイポイントを形成するコツ

【ハイポイントとは】
ハイポイントとは、爪を真横から見た時、一番高くなっている部分を指します。
爪の形などによって綺麗なハイポイントの位置には個人差がありますが、目安としては爪の真ん中位の位置になります。

【グルー&フィラーを使用する場合】
高さを出したい部分に沢山フィラーを乗せるのではなく、少量を何回かに分けて乗せていき高さを出しましょう。
一度にフィラーを乗せすぎるとフィラーとグルーがなじまず白く斑点状に残ってしまい
凸凹とした仕上がりになってしまいますので、注意して下さいね。

【レジンを使用する場合】
レジンを使用する場合も同じく、一度に沢山レジンを置くのではなくまず一層薄く全体にレジンをひき、
次に少量をハイポイントを出したい部分に置いていきハケでハイポイントのまわりを馴染ませる様に誘導させる工程を繰り返しましょう。

チップラップが白い斑点状になる原因

【白い斑点状になる原因】
グルーとフィラーがなじんでいない、グルーが劣化しているなどの原因が考えられます

【白い斑点状の参考例】

R0013329


【対策方法】
フィラーの量が多い、グルーの量が少ないとグルーとフィラーがしっかりなじまず
フィラーの粒子が白く点々と残ってしまいます。
特にフィラーの量が多い場合に白い斑点状になりやすいので
少量を何回かに分けてかけて厚みを出していきましょう。

グルーが劣化して粘度が高くなっている場合もフィラーになじまず白い斑点状になりやすいので
劣化している場合は新しいものに交換しましょう。

ウッドスティックにコットンを巻く時の量とコツは?

【ウッドスティックにコットンを巻くコツ】
コットンを裂くようにを開き、中のふわふわした部分をウッドスティックを回して絡め取るようなイメージで巻き付けましょう。
【参考画像】
スティック1
【コットンを巻く量】
量に関しては用途により使い分けましょう。

【ポリッシュオフ】コットンを多めに巻くとオフの効率が上がります。
すてぃっく2
【はみ出しの修正】少なめに巻くと細かい部分の修正がしやすくなります。
すてぃっく3

プレプライマー

【プレプライマーとは】
プレプライマーとは爪表面の水分、油分を除去する液体です。
その他ph調整剤等の名称でも販売されています。

【カラーリング時のプレプライマー】
爪表面に水分、油分が残っているとポリッシュを弾いてしまったり、ムラの原因にもなりますので
ベースコートを塗布する前にプレプライマーを使用し、水分、油分をしっかり除去しましょう。

【プレプライマーがない場合】
ウッドスティックにコットンを巻いたものにエタノールを含ませ、爪表面を拭き取り水分、油分を除去しましょう。
上記の方法は検定試験ではタイムロスになりますのでプレプライマーを使用することをおすすめします。

未硬化ジェル拭き取り後に皮膚が白くなる

【未硬化ジェル拭き取り後に皮膚が白くなる原因】
ジェルクレンザーにはアセトンが含まれておりますので、
皮膚につくと乾燥して白くなってしまうことがあります。

【対策方法】
ワイプにクレンザーを含ませ過ぎないように注意し、皮膚にできるだけつけないようにしましょう。

チップの段差を削るコツ

【段差を削リ方】
削りたい部分を、ファイルの端(外側)に当てるイメージで削っていきま
ファイルの中央で削ると、削っている部分がしっかり確認できず、余分な部分を削ってしまいます。

【段差をうまく削れない場合】
グルーやレジンで段差を横から見ながら一度埋めてから削って頂く方法もあります。
段差を埋めることによりなだらかになり、軽く整える程度できれいに馴染みやすくなります。

チップのカーブの調整方法

【チップのカーブの調整】
チップのカーブが合わない場合は多少調整することが可能です。

【調整方法】

カーブを緩めたい場合→チップをお湯で温め、太いCカーブスティックに当てて輪ゴムで固定してしばらく置いて冷まします。
カーブを深くしたい場合→細いÇカーブスティックの中にチップを入れて熱湯に1~2分浸し、お湯から取り出し冷まします。

※力を入れすぎますと圧力でチップに白い線がはいってしまうこともあるので気をつけましょう。

シルクをカットする時のコツ

【シルクをカットするコツ】
シルクを切る際はまず端をモデルさんの爪のサイド際に合わせ親指の爪で押さえます。
反対側はツイーザーで持ち、反対側の爪のサイド際に合わせツイーザーで
グッと印をつけ、その部分までシザーでカットしましょう。

【注意点】
シルクを直接指で触ってしまいますと指の油分が付きシルクの接着が弱くなってしまいますので注意しましょう。

シルクを圧着させるビニール

【シルクを圧着するビニール】
薄いものですと圧着した際破れてしまう恐れがありますので、
厚めのビニール袋を5~10㎝四方ぐらいにカットしたものを使用しましょう。

仕上がりでシルクが目立つ場合

【シルクが目立つ場合】
チップラップの仕上がりでシルクの繊維が目立つ場合は
着圧不足、グルーがシルクに浸透していないことが原因と考えられます。

【注意点】
シルクを貼ったら、必ずビニールで着圧し、シルクと爪を密着させましょう。
グルーがドロドロとした状態の場合シルクの繊維にしっかり浸透しません。
ドロドロとした状態であれば新しいグルーを準備しましょう。

5枚花をバランス良く描くコツ

【5枚花の描き方のコツ】
漢字の「大」の字を描き、そこに肉付けするように花びらを描くとバランスよくできます。

端から描いていくのが難しい場合は、まず一番上の花びら次に下二枚、残りの二枚・・・という順番にしてみたり、
上三枚を描いてから下の二枚を描いたり・・・と描く順番を変えてみるとバランスが取りやすいでしょう。

チップラップのオフ

【チップラップのオフ】
チップラップは溶剤で溶かしてオフする必要があります。
無理に剥がしてしまったり、削ってオフすると爪を傷つけてしまうので注意しましょう


【チップラップのオフ手順】

①長さをクリッパーもしくはネイルニッパーでカット

②表面をファイル(150か180グリッド)で軽く削る

③ソークオフジェルリムーバーまたはアセトンをしみこませたコットンを爪の上にのせる

④アルミホイルでコットンごと指を包む(10~15分程度放置)

⑤アルミを取りウッドスティックなどで浮いてきたチップやグルーを取り除く(取りきれない場合は②~④を繰り返す)

細い線を書くコツ

【細い線を描くコツ】
細い線を描くときは、絵の具をあまりつけすぎないようにしましょう。
絵の具を筆につけ、何度かペーパーなどに描いてみて線が細くかけるくらいになったら細かい部分を描いていくと良いでしょう。

【筆の使い方】
筆を垂直に立てて頂き筆圧を掛けずに軽い力で動かします。
このとき筆を持つ手をきちんと固定できていないとぶれてしまったり筆圧が掛かり線が太くなってしまうので注意しましょう。
花びらの内側などは習字の払いのようなイメージですっと抜くと綺麗に描けます。

フラットアートを間違えた場合

【フラットアートを間違えた場合】
表面に塗っているポリッシュが完全に乾いていれば
水かエタノールを含ませたコットンやキッチンペーパーで拭き取り修正できます。

【ポリッシュが乾いていない場合】
アートを拭き取るとベースのポリッシュがよれてしまうので一度オフしベースコートから塗布し直しましょう。

【検定試験では】
検定試験の場合時間制限がありますのでラメやホログラムを使用し修正するのも良いでしょう。

ラメやストーンの使用方法

【ラインストーン】
ラインストーンを付けたいところにトップコートを塗布し乾く前に乗せていき接着します。
ストーンをのせる際にはピンセットを使いましょう。

【ラメ】
ラメはピンセットではつかめないのでウッドスティックですくうように取りのせるか、
トップコートのハケにラメを取りそのままのせましょう。
ハケで付ける場合トップコートのビンの中にラメが入ってしまうことがありますので
古くなったトップコートを使用すると良いでしょう。

フラットアートのムラやヒビ割れ

【フラットアートのムラやひび割れ】
ムラやヒビ割れは厚塗りや水分量が、筆圧が原因です。

【対策方法】
乳液程度の硬さになるよう水分量を保ち、あまり厚塗りしないように注意しましょう。
筆圧をかけるとムラになります。特に白や黄色などはムラになりやすいので
筆を持つ手を安定させ優しく描きましょう。


ミクスチュアがすぐに固まる

【ミクスチュアがすぐ固まる場合】
リキッドに少量ブラシクリーナーを混ぜると硬化速度が緩やかになります。
リキッド7に対しブラシクリーナー3の割合を目安にして頂くと操作しやすいでしょう。

【注意ポイント】
メーカーによっては3Dアート作成に対応していないブラシクリーナーもあります。
ご使用の際は3Dアートに使用できるか確認してからお使い下さい。

アクリルスカルプチュアの匂いと身体への影響

【アクリルスカルプチュアの匂いと身体への影響】
アクリルスカルプチュアの匂いは人体に直接悪い影響を及ぼすものではありません。
妊娠中の方にも悪影響はないとされております。

【お客様から質問をされた場合】
「人体に悪い影響を及ぼすものではありませんがにおいが強いので万が一
体調が悪くなった場合には我慢せずにお申し付け下さい」と一言伝えてあげるといいでしょう。

【注意点】
アクリルスカルプチュアは匂いがきついので人によっては頭が痛くなってしまう場合もあります。
アクリルを行う際にはマスクを装着して頂いたり、空気清浄機を使用したり窓をあけておく等換気をしっかりと行いましょう。

エンボスアートでベースのポリッシュが滲んでしまう場合

【エンボスアートでベースのポリッシュが滲んでしまう原因】
ベースのポリッシュが滲んでしまう場合、
リキッドが多くミクスチュアが緩い、筆にリキッドが残った状態で操作していることが考えられます。

【ポリッシュが滲まないようにするには】
・リキッドの量を調整し適正なミクスチュアをとりましょう。
・ミクスチュアを爪に置いたら筆の余分なリキッドをペーパーで拭きとってから操作をおこないましょう。

ポリッシュの乾燥時間

【ポリッシュの乾燥時間】
通常ポリッシュが完全に乾くには、24時間必要と言われています。
これはあくまでも科学成分上の目安となり、指先で完全に乾いたことが確認できるのは、
塗布されたカラーや環境状況により大きく異なってきます。

【練習の場合】
添削課題や練習で1本だけを行う場合などはベースコート、カラーポリッシュ、トップコート
各1分程度乾燥させてから重ねると綺麗に仕上がります。

【検定の場合】
検定の場合は、ベースコート10本、ポリッシュ10本×2回、トップコート10本を
乾くまで待たず、一呼吸置く程度で一連の流れで塗って頂いてOKです。

ポリッシュの量の調節のコツ

【ポリッシュ量の目安】
ハケ片面の半分くらいを目安にしましょう。
ボトルネックでしっかりとハケを広げるように調節すると塗布しやすくなります。
【参考写真】
ボトルネック

【2度塗り目の塗布量】
2度塗り目は1度塗り目より少し多めにポリッシュを取り、
ハケ圧をかけずに表面を滑らせるように塗布すると綺麗に仕上がります。

ポリッシュのムラ

【ポリッシュのムラの原因】
ムラの原因は力の入れすぎやポリッシュの量が適性でない事によって起こります。

【改善方法】
ポリッシュの量、ハケの角度、ハケ圧を確認し、調整してみましょう。

【ハケの角度、ハケ圧】
ハケの角度は、45度程度を目安にし
ハケを押しつけないように、カラーポリッシュの表面をやさしく運ぶように塗布しましょう。

ポリッシュ45度
【ハケの角度と持ち方の参考画像】

ハケを持つ手をしっかり支えることがハケの角度、ハケ圧を適正に保つポイントです。

【ポリッシュが原因で起こる色ムラ】
ポリッシュが古く劣化していると粘度が高くなりムラになりやすくなります。
ハケの角度やハケ圧に注意してもムラが改善しない場合は、ポリッシュの状態を確認してみましょう。

ポリッシュのバブル

【ポリッシュのバブルの原因】
ハケの動かし方や気温、ポリッシュの状態などが原因で起こります。

【ポリッシュの量】
ポリッシュの量が多いとハケを動かすたびに空気を含みやすくバブルが入ってしまいます。
カラーポリッシュは特にムラを隠そうと塗布量が多くなりがちですので特に注意して量を調整してみましょう。

【ハケの動かし方】
同じ所を何度もハケで触ったり、ハケ圧が強い場合も空気をふくみバブルの原因となります。

【ポリッシュの状態】
ポリッシュがドロドロした状態でも空気を含みやすいのでさらさらの状態を保てるよう心がけましょう。

ポリッシュがドロドロする

【ポリッシュがドロドロする原因】
劣化、気温、湿度によりドロドロした状態になります。

【劣化】
ポリッシュは酸素と融合すると粘度が高くなってきますので
使用頻度が高い、古い場合ドロドロとした状態になります。

【気温、湿度】
気温が高い、湿度が高いと劣化しやすくなります、。
なるべく直射日光を避けた冷暗場場所へ保管するようにしましょう。

【ドロドロした状態の改善方法】

ポリッシュがドロドロしてきたら、ポリッシュ薄め液を様子を見ながら薄め液を2〜3滴ずつ加えると
粘度を調整することができます。
使用後にボトルネックをリムーバーできれいに拭る作業をきちんと行うとドロドロしにくくなります。

【ポリッシュ薄め液とは?使用上の注意】
ポリッシュ薄め液とはポリッシュの粘度を調整する為に使用する液体の事です。
他にもポリッシュソルベント、ネイルシンナー、ポリッシュシンナー等の名称で販売されています。

薄め液

薄め液を加えたら、ボトルを振るとバブルが入ってしまうので手のひらに挟んで転がすように混ぜましょう。
薄め液を一度にたくさん入れてしまうと分離してしまったり
色が薄くなってしまういますので2~3滴ずつ様子を見ながら加えましょう。

表面が曇る

【表面が曇る原因】
気温や指とポリッシュに温度差がある場合曇ってしまうことがあります。
特にエアコンの効いた部屋などでは曇りやすいでしょう。

【対策方法】
使う前にポリッシュを手で挟むようにしてコロコロと転がし、手の体温で少し温めてから使いましょう。
6月前後から特に気温などの変化によるダメージが起こりやすいので保管状況にもご注意ください。

表面にひびが入る

【表面にヒビが入る原因】
塗布量が多く厚塗りをしている場合や、古いポリッシュを使用するとひびが入ることがあります。

【対策方法】
一度に塗布するポリッシュの量に注意しポリッシュは一度開封したら早めに使い切るようにしましょう。

ジェルの剥がれ、リフトの原因

【プレパレーション不足】
サンディング不足、爪に水分・油分・ダストが残っているとジェルが剥がれやすくなってしまいます。
プレパレーションは特に念入りに行いましょう。

【皮膚にジェルが付着している】

皮膚(キューティクルまわりやサイドウォールなど)にジェルが付着したまま硬化すると、
そこから剥がれやすくなります。はみ出した部分は硬化前にしっかり修正しましょう。

【エッジへの塗布】

エッジにジェルが塗布されていないと、先端から剥がれやすくなります。
少量のジェルを爪先端にしっかり塗布しましょう。

【ジェルの塗布量】

ジェルの塗布量が多くても少なくても剥がれやすくなります。
爪の大きさにより塗布量は異なりますが筆の片側に半分くらいの量の目安にしましょう。

【硬化不足】
ライトが適切に照射されていない、ライトが劣化しているなど硬化不足は剥がやすくなります。
ライトに入れる手の位置、ライトの状態を確認しましょう。

【爪の状態】
爪が薄い、爪先が2枚爪になっている場合剥がれやすくなってしまいます。
2枚爪は乾燥により起こるので保湿をしっかり行いましょう。

ジェルのエッジ塗布のコツ

【エッジ塗布について】
エッジにしっかりジェルが塗布されていないとリフトの原因となり、
誤った量や塗布の仕方を行うと爪先端にジェルが溜りフォルムが崩れてしまいます。

【エッジへの塗布量】
エッジは筆に残っている程度の少量を塗布していきましょう。

【エッジへの塗布の仕方】
エッジ

筆を爪に対して垂直に立てて当てるようにして、
少量のジェルをとんとんと当てるようなイメージで塗布していきましょう。

ハーフウェルチップとは

【ハーフウェルチップとは】
主に爪の長さを出す際に使用するチップで爪先端にグルー等で接着して使用します。

ラウンドとは

【ラウンドの定義】
1.サイドがストレートである。
2.先端が円の1辺のような緩やかなカーブである
3.角はなく滑らかである

コンタクトゾーンとは

【コンタクトゾーンとは】
基本的にはコンタクトゾーンとはチップと自爪との接着面のことを指します。
チップの裏面に接着する際の目安になる溝があるものをウェルがある、ないものをウェルがないと表現します。

ウェルがあるか、ないかで「コンタクトゾーンがある」「ない」と表現することもあります。

R0013306R0013305
ウェルあり         ウェルなし

【検定試験では】
検定試験では、どちらのタイプをご使用頂いても問題ありません。
ご自身の使用しやすいもの、モデルさんにあったものを選びましょう。

【装着】
ハーフウェルチップは深くつけすぎても、浅くつけすぎてもしっかり密着しませんので、
コンタクトゾーンの1ミリ~2ミリ程度を装着するようにモデルさんの爪にあわせ調整しましょう。

ラウンドを左右対称にするには

ラウンドを左右対称にするには

★ラウンドのコツその1
作成したチップを爪の真正面から見て、形をチェックしましょう。

【チェックポイント】
爪を真正面から見た時に両サイドが合っているかどうか?

【チェックのコツ】
上下を逆にしてみるとズレがわかりやすくなります。

★ラウンドのコツその2
【両サイドがずれている場合】
両サイドがずれていると左右対称のキレイなラウンドにはなりません。

【チェックのコツ】下に黒い紙などを敷くと形が分かりやすいです。
まず、両サイドが合っているのを確認しましょう。
つぎに、左半分・右半分のラインの形が同じになるように、しっかり左右のカーブを確認しながらファイリングをしましょう。

★ラウンドのコツその3
【スクエアオフから作ってみる】
スクエアオフにしてからファイリングするとラウンドをとりやすいですよ。
ラウンドの場合、基本のファイルの動かし方は45度で左角から中心に向かって、右角から中心に向かってという削りを一方方向に行います。

【チェックのコツ】
左右対称になっているかをこまめにチェックしながら削りましょう。
角は45度にファイルを当てて丸く削りましょう。
ファイルをまっすぐに引いてしまうと角が残ってしまったり左右が非対称になりやすいので注意しましょう。

★ラウンドのコツその4
チェックするときに、近づきすぎて見ると左右のバランスが分かりづらいので、少し離れて確認してみましょう。

★ラウンドのコツその5
時間を気にせず練習するのもひとつの方法です。自分の癖・力の入り具合などを理解することでだんだんとコツもつかめてくると思います。

ハーフウェルチップの装着のコツ

【装着のコツ】
①コンタクトゾーンにグルーを塗布したらチップの中央を持ちエッジの先端にハーフウェルチップを付けます。

②そのままゆっくり爪に貼り付けるようにチップを奥へ倒していきます。

③中央部分に空気が入らないよう密着させ15秒ほど固定しゆっくり中央からサイドにかけて両親指の爪で優しく押さえていきます。
※強く押さえてしまうと中央部分が浮いてしまう場合があるので優しく押さえましょう。

フォーム装着

【フォームカット】
軽くイエローラインに合わせてフォームをカットしてイエローラインにあわせましょう。
【フォームカットの注意点】
ストレスポイント部分はカットしてしまうとミクスチュアがのらなくなってしまうので注意しましょう。

【フォーム装着】
装着する際は両手でフォームを持ち、カーブをつけたまま爪の下からスライドさせながら
フォームをグッと上げて装着しましょう。
【フォーム装着の注意点】
横からみて地爪の延長線上になるように装着しましょう。